福島孝徳先生について (1)「ラストホープ 福島孝徳」の紹介
手術器具が発達し、手術技術は進歩したとはいえ、聴神経腫瘍の手術は依然としてデリケートであり、患者としては出来うる限り腕のいい医者にお任せしたいところである。

どの医者が手術が上手かという事を判断するのは意外に難しい問題であるが、日本で手術を受けることが出来る脳外科医の中で、最も腕のいい医師の1人として、福島孝徳先生の名前を挙げることができるだろう。

福島先生は、アメリカでは「神の手をもつ男」、「ラスト・ホープ(最後の希望=最後の切り札の意味)」、日本では「脳外科のブラック・ジャック」と賞賛され、鍵穴式手術の考案者であり、世界的に見ても有数の脳外科医である。

その腕前を評価されて、48歳の時にアメリカ・南カリフォルニア大より臨床教授(=基礎研究をするのではなく実際に患者を治す教授)への就任依頼を受けて渡米し、以来活躍の中心をアメリカに移している。

しかし、日本の患者を救い、国内の脳外科の手術技術を向上させる為に年に数回は来日し全国各地の病院を廻って手術を行っており、日本に居ながらにして福島先生の手術を受けることは可能なのだ。

2004年3月徳間書店より、「ラストホープ 福島孝徳 神の手と呼ばれる世界TOPの脳外科医」という本が出版された。

本の詳細はこちらをクリック (Amazonへリンクしており、そのまま購入できます)

福島先生が如何に素晴らしい脳外科医であるかという事や日本の医療の良い点、あるいは問題点を指摘するドキュメンタリーとして読んでも非常に面白い。

しかし、聴神経腫瘍の患者の立場からすると、脳外科の手術の中身や、医療の現場でどのように手術が行われていくのか等だけでなく、セカンドオピニオンの重要性や、どういう質問をして医者を選べば良いのかなど、いろんな事がわかるので、手術を考えている人だけでなく、これから治療を受ける人にはとても参考になる本だ。

もちろん、もっと切実なところでは

@福島先生に手術してもらいたい場合にはどうしたらいいのか?

A福島先生への連絡先(&日本で福島先生の手術を受けられる病院)

B福島先生が責任をもって紹介する日本の名医

なども書いてある。次項以降に簡単にその内容を紹介するつもりだが、絶対に本の価格(1,365円(税込み))以上の価値があるので、読んでみることを強くお薦めする。

聴神経腫瘍患者サポートサイトTOPへ  次へ